癒しの杜

美しい日本を取り戻す 随神の道 子供達に日本の素晴らしさを伝えます。

齋藤武夫先生の歴史の授業

今月11月に入り、週末をほとんど電車に乗っており、東京➡名古屋➡大阪➡神奈川➡群馬赤城山麓➡東京 と飛び回っていました。

後でわかるのですが、色々な講演会に参加しているのですが、全てが繋がっていくのです。

 

先ず、皮切りは『新しい歴史教科書をつくる会』の齋藤武夫先生の講義です。

東京神楽坂です。

齋藤先生は、元小中学校の教師であられて日本の正しい歴史を子供たちに教える為に、自ら教師の為の指導教科書をつくり、実践されています。

今の歴史教科は社会科の中の一部ですが、戦前までは國史授業だったのです。

先生のキーワードは『歴史は我が事、自己肯定感、そして自分の番が回って来る』

齋藤先生の授業は、歴史の転換期にその当時の指導者は何を考えていたか!君たちが当時の指導者の立場になって考えてみよう という授業なのです。決して歴史は暗記科目ではないのです。

IFを考えるのが歴史授業なのです。

では、その一例を紹介します。

 

これが、発問です。この質問をして自分の考えを書かせて、先ずはAかBか手を挙げさせて討論に入ります。どちらが正解というクイズ形式ではないのです。

自分の意見を述べあうことが大切なのです。そうすると、子供たちの目つきが変わるそうです。当時の東条英機首相の苦悩が分かるのです。

僕も学生時代こんな授業を受けたかったです。残念で仕方がありません。

更に、

このスライドを見せると子供たちは感動します。

日本人として生まれてきて良かったと思うのです。アイデンティティーと自己肯定感が培えるのです。

この講義を聞いて涙が出そうになりました。心打つお話でした。

 

そして、その齋藤先生の講演を聞いた現役の若い教師の公開授業を見に行ってきました。

それが愛知教育大学附属名古屋小学校教諭鈴木光城先生の社会科授業です。6年2組です。

そぼ降る雨の中到着です。

愈々、授業が始まりました。発問です。

当時の新聞の紹介です。

 

板書だけでなく、パワーポイントのスライドも使います。

 

齋藤先生も見に来ています。

 

当時の東条英機首相の立場になって考えてみよう!

A案アメリカとの話を続ける賛成の意見:日本の国力を考えると戦争をしても勝てる相手ではない。

B案すぐにアメリカ戦争をする準備をする賛成の意見:話をしているうちに石油がなくなってしまう。こんな時にソ連満州に攻め込んできたら戦う事ができない。

等々、さまざまな意見が出て活発な討論がされています。

大人顔負けの考えを持っているのです。

 

データを子供たち見せます。

当時の日本國民、政府の関係性を示しています。

 

 

一般の教科書は使わずに先生の手作りのプリントで授業を進めます。

最後にC案もあったことを出します。

まとめ 感想

先ずは、時代は進んでいるという事を実感しました。僕らの時代は先生が板書したことを一所懸命ノートに書き写す作業ばかりしていました。

この授業ではそんなことはしないのです。自分の意見をまとめ、発表するのが勉強する場なのです。

授業で書いたことは後で先生がプリントにして渡すからです。

皆の前で自分の意見を言うことが大切なのです。

この子たちが何も特別ではなくて普通の子供達です。やればできるのです。

みんなイキイキと目が輝いていました。

また、指導する先生も素晴らしいです。こういう若い教師がどんどん増えていけば、日本は確実に変わるのです。

なぜなら、後10年15年すれば子供は大人になり、選挙権、被選挙権を持ちその子らが将来の日本を変えてくれるのです。

久々に清々しい気分になって、大阪に向かいます。

 

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