イシキカイカク大学で部活動というのがあって、各支部活動というものがあります。
その中の関西支部の勉強会の一貫として、先月、日本の食の根本である米の生産と加工製品である酒蔵の見学授業の報告です。
農業は國の根幹産業です。国民の食を守る事は、安全保障でもあるのです。
ということで、稲刈り体験をして来ました。
主催はここ。のらのらの楽校。
里山の風景と稲刈りの様子をお楽しみください。
古民家です。
日本の原風景がここにあります。あの唱歌「ふるさと」の歌詞そのものの景色です。
自然との共生とは、まさにこのことを言うのでしょう。
この風景は、子や孫たちの為に絶対残さなければ。。。と決意を新たにしました。
野良仕事は、初めての体験でイメージしていたこととのギャップがあって、思っている以上にキツカッタデス。歳には勝てないです。(ToT)/~~~
手作業で鎌を使って刈っているうちに、縄文人もこんな風に皆が協力し合って仕事をしていたんだ!とふと脳裏をかすめました。
これは、カヤネズミの巣だそうです。大変珍しいそうです。
充実感と心地良い肉体の疲れで、熟睡できました。(-_-)zzz
皆様、お疲れ様でした。
次の日は、滋賀県にある酒蔵岡村本家の金亀酒蔵開きを見学してきました。
日本酒が美味しい所は言うまでもなく、お米と水が美味しい所です。
ここでは、鈴鹿山脈の伏流水を使ってお米を洗っています。
工程の概略を説明すると、甑(こしき)と呼ばれるものに入れて蒸しあげる➡48時間以上かけて米から麹をつくる➡仕込み 一気に残りの米をいれると発酵が止まるので数回に分けて仕込みます。岡村本家では4回に分けて仕込みます。(4段仕込み)先代の蔵人さん達は、「酒造りの唄」を歌い、時間と櫂を入れる一定した動作などのタイミングを図りながら仕込みをされておりました。(風情があっていいですねぇ~)➡手作りで行う昔ながらの木艚袋搾り(きぶねふくろしぼり)これがこの酒蔵のこだわりで、お酒に優しく搾り過ぎない為残りの酒粕も美味しいそうです。
手間暇かけて、ゆっくりと作り上げていく...
今の会社は効率、稼働率、コストパフォーマンスなどを追及して株主(グローバリスト)に利益を還元することばかり考えています。本物の美味しさ、品質を追求するには、今のやり方の真逆をやらないといけないようです。それが、本来の日本の会社の姿あるような気がします。
利益のみを追及する会社は長く続かないです。だから真逆の経営をしている日本の会社は創業何百年も続いている会社が沢山あるのです。
本物の会社を残すために消費者の意識改革も重要で、安けりゃなんでも良いという考え方を変えていかないと、日本型経営の会社は生き残れないです。
朝からお酒を沢山試飲して、酔っ払いです。それにしても旨かった!(^_-)-☆
おまけ。
時間が余ったので、ちょっと足を伸ばして国宝彦根城を見てきました。
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