今回は鳥羽、志摩磯部のお宮を参ります
スタートは鳥羽の赤崎神社です
御贄(みにえ)の守り神を祭るこの神社は、地元の人たちからは「赤崎さん」と親しまれ、鳥羽の夏に欠かせない風物詩となっています
湾内の海岸から外宮に奉納する御贄(海産物)の守り神で、地元民が行う6月22日の赤崎祭はその年初めて浴衣を着る日とされ、別名浴衣祭りとも言われます
夕方から市民が三々五々浴衣を着て参拝して、家内安全の御神杉を受けていきます
そして、愈々僕の大好きなお宮の一つである「伊雑宮(いざわのみや)」に行きます
皇大神宮別宮で志摩一円の漁業関係者から事の他信仰が篤いお宮です
現在の伊勢の地天照大御神が遷る前は、この地に鎮座されていました
明るくてご祭神であられるここの天照大御神は、女性神で日の神、太陽神であります
黒と白の石が分けて敷かれているのは、神域と一般を分けているのです
茅葺のお宮は古いのです また、鰹木が6本偶数、千木が水平であることからも女性神が祀られていることが分かります
自然と一体となって建てられた建物は、美しいです
裏手に廻ると巨木があります
今は土産物屋として残っていますが、繁盛していた時は多くの御師の家がありました
隣接する御領田で毎年6月24日に行われる御田植式(磯部の御御田)は、香取神宮、住吉大社と並ぶ日本三大御御田祭の一つです
伊雑宮から歩いて十数分の所に、石段を登った高台に佐美長(さみなが)神社・佐美長御前神社四社が鎮まっています
伊雑宮所管社 ご祭神…大歳神(おおとしのかみ)
祭神の大歳神(五穀豊穣の神)が真名鶴(まなづる)となり、稲穂を運び落としたのが、磯部の千田であるという伝説があります
佐美長御前神社四社…伊雑宮所管社
伊雑宮は、いつ行っても癒されます
温かく包まれている優しい感じが致します
皆様も、来勢の折には是非、ちょっと足を伸ばして伊雑宮をお参りくださいませ❣
最後までお読みいただきありがとうございます