癒しの杜

美しい日本を取り戻す 随神の道 子供達に日本の素晴らしさを伝えます。

神宮125社巡り 第4弾 田丸めぐり

田丸は伊勢へ向かう初瀬街道と、紀州へ向かう熊野街道の分岐点です

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 田丸周辺は、かつて皇大神宮禰宜世襲した荒木田氏が拓いた土地で、その姓は新墾田に由来すると言われます

 

今回は、田丸城跡から出発です

まずは、玉丸城略史から引用です

田丸(玉丸)城は延元元年(1336年)後醍醐天皇が吉野還幸のとき北畠親房がこれに呼応挙兵するため南勢の拠点として築いたものであります

神領を領有するため南北両朝は、しばしばこの城を中心に争奪戦をくりかえしたが合一の後は北畠氏一族がここに居城、玉丸御所となりました

室町末期、織田信長が伊勢攻略の時、次男信雄を伊勢国司北畠氏の養子嗣として和睦、南勢五郡を制し、天正三年(1575年)冬、信雄は大河内城から田丸城に移りました

この時、田丸城を大修築し、三層天守閣を築き現在の規模を整えましたが、火災により天守を焼失、信雄は松ヶ島城に移ました 以後、稲葉氏、藤堂氏、久野氏がこれを領したが明治維新、廃城により御料林(国有地)に編入...以下略

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大手門跡、搦手もあり登って行くと二の丸跡、天守閣跡まで道は折れ曲がっており、防御もきちんとされています 天守閣が残っていれば日本の名城の一つになっていたかも知れません
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 天守閣からの風景 清々しい田園風景が一望できます

閑話休題

さて、田丸城跡を後にして田丸駅から旧初瀬街道を東に行くと、ほどなく狭田国生神社(さたくなりじんじゃ)に到着します

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皇大神宮摂社 ご祭神…速川比古命(はやかわひこのみこと) 速川比女命(はやかわひめのみこと)山末御魂(やまずえのみたま)

速川比古命速川比女命は須麻留女神(すまるめのかみ)の御子で川の神です

山末御魂は土地の守り神として伝えられています。倭姫命が定められといわれています


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外城田川を渡り、JRの線路を超えて県道を横切っていくと、田園風景の中にこんもりと茂る小社(おごそ)神社の杜が見えてきます
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皇大神宮末社 ご祭神…高水上命(たかみなかみのみこと) 高水上神の御子 土地の人は『雨の宮』と呼んで雨乞い祈願をしました かつて荒木田神主一族の産土神として尊ばれていました

 

小社神社から田園の中を歩いて奈良波良神社(ならはら)へ 近くて遠くは田舎の道

平坦な道をてくてくと歩きました この日は曇天だったので、まだあまり汗をかきませんでしたが、行けども行けども進まず疲れました


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皇大神宮摂社 ご祭神…那良原比女命(ならはらひめのみこと)高水上神の御子で、この地方の田野の守護神と伝えられます 倭姫命が定められました
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奈良波良神社から鴨下神社は近くです


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皇大神宮末社 ご祭神…石己呂和居命(いしころわけのみこと) 鴨比古命(かもひこのみこと) 鴨比賣命(かもひめのみこと) 社名は鴨神社の山居にあることから水利灌漑を司る神と伝えれます 倭姫命が定められました

 

再び県道を超えて、JRの踏切を渡ると初瀬街道の常夜灯が立っています

そして、坂手国生神社(さかてくなりじんじゃ)へ
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苔むした石段の参道を登って行きます

苔の緑に癒されました


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皇大神宮摂社 ご祭神…高水上命(たかみなかみのみこと) 灌漑用水の神と伝えられます 倭姫命が定められました


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神社から見下ろした画 結構急な勾配でした

今回は歴史探訪もでき、日本の美しい原風景の中を歩いて巡りました

タイムスリップしたかのようでした 歩きに歩いて三万歩 お疲れ様でした❣

 

最後までお読みいただきありがとうございます。