今、テレビやインターネットのニュースは米大統領選で喧しいですが、ちょっと一服という所で、量子力学の世界のお話をしてみようと思います
それは、モノはヒトを含めて、何から出来ているのか?を突き詰める事です
それを考える事に拠って、地球上の人間の起源が分かるし、人類はこの先どのようになるのか?もわかるヒントがあると思います
素粒子の世界は広大な宇宙とも繋がっているのです
では、人類が考えていたこの世は何から出来ているか❣️の歴史から紐解いていきましょう
古代ギリシャでは、この世は水と火と空気、そして土から出来ていると思っていました
それは、中世までその考え方でした
そして、18世紀になると原子論という考えが出てきました 物質をもうこれ以上分解できないレベルの原子を合わせてモノが作られているという考え方です
さらに、原子は電子と原子核に分けられて、原子核は中性子と陽子から出来ていることが分かりました
さらにさらに、陽子と中性子はアップクォークとダウンクォークから出来ているという事が判明し、電子と合わせて三つの素粒子まで分割されました
そして、素粒は子フェルミ粒子とボーズ粒子に分かれ、電子はフェルミ粒子になります
量子力学で有名な二重スリット実験により、素粒子は波動性と粒子性の二つの性格を持つことが分かりました
観測することによって波動性を持っていた光子が粒子性変わってしまうという現象です
人間が観測するまでは、素粒子は複数の状態を持っている、観測することによってその状態が決定されるのです
これをコペンハーゲン解釈と言います
コペンハーゲン解釈では、「素粒子は、ありうべきすべての位置の重ね合わせ状態をとる」ということです
これの思考実験が「シュレディンガーの猫」と言われるもので、ブラックボックスの箱を開けるまで、猫が生きているか、死んでいるか、分からない、箱の中の猫は生きている状態と死んでいる状態が重なっているという事です
このシュレディンガーの猫の問題に今のところ答えは出ていません
もう一つの考え方があって、それは「エヴェレットの多世界解釈」です
パラレルワールドのことを言っていると捉えても良いと思います
「素粒子は、ありうべきすべての位置をとった世界が存在する」という考え方です
状態が重なっているのはなくて、状態ごとの世界が複数存在するという事です
ただし、「自分がいる世界」以外の世界のことを見ることも知ることも出来ないのです
つまり、観測問題は気づき事を言っているのではないでしょうか❣
未来は、人類の集合意識が決めるのです
しかし、それに対して未来はもう決まっていて、我々は「決定論世界観」で生きていると言われます
でも、それが確信があるということではないと思っている人々がいます
皆様はどのようにお考えになりますでしょうか❣
分かりやすい動画がありますので貼り付けておきます TENETという映画とても面白です ご興味のある方ご覧ください。
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