癒しの杜

美しい日本を取り戻す 随神の道 子供達に日本の素晴らしさを伝えます。

第三回 倭塾関西 レポート 前半

日時:平成30年10月19日(金) 19:00~21:00

場所:吹田市千里山コミュニティセンター

テーマ:大航海時代大国主

 

阪急千里山駅を降りたら、すぐ見えます。

当日は、阪急電車が人身事故で電車がストップ。急遽、JR環状線天満駅(宿泊ホテルが天満駅の近くでした)に戻り、JR吹田駅まで行きました。

JR吹田駅から会場まで歩いていくと40分かかるという事で、断念。この日は昼間、星田妙見宮に行きまして、けっこう山の上まで歩いたのでちょっと足に来ていました。齢を感じましたー(´;ω;`) 若者は歩いてきたそうです。(若さを取り戻したい~(笑))

なので、タクシーを使いました。(タクシーも出払っていてなかなか来ない‼ ハラハラドキドキ (ToT)/~~~)やっとのことできたタクシーに乗り込み、開始時間に間に合いました。でも、会場に行くと電車ストップの影響で参加者がまばらでした。

この日は、東海道新幹線も人身事故(嫌な感じがしました (/o\))で遅れが出ており、会場に来れない人がいました。残念でした。

開始前の風景です。人が少ないですが、その後、遅れてどんどん人が到着し、結局50人ほどの参加者になりました。満席に近いです。ホッとしました。

定刻になり、神谷さんのMCで始まりです。神谷さんは先日、アメリシリコンバレーからロスを回ってきたそうです。その報告をして頂きました。アメリカは着実に物価が上昇していてちょっとしたランチでも、¥2,000はかかるそうです。アメリカは世界中の富と人材を集めて資産を増やしていく仕組みがあります。だから、日本と比べと2~3倍に資産が増えていきます。逆に日本は資産を減らしています。資金をためると不動産投資に回します。確実に増えるそうです。

また、優秀な人材を集める仕組みもあるので世界中の頭脳が集まっていると言っても良いので、切磋琢磨しています。彼らは起業して会社を作ってそれを売って資金を作り、2、3年勉強してまた別の会社をつくり、資産を増やしていくやり方です。

東大にやって来る外国人は中くらいの人らしいです。ハーバード大学などに入れなかった外国人が日本にやってくる感じです。それくらい、日米で差があるのです。

因みに、アメリカ人の体型を見ればお金を持っているか持っていないかが見た目で分かるそうです。なぜなら、お金を持っている人は、良い食材を使った体にいい食事をしているので、ブクブクに太らないです。貧乏な人ほど肥満体型です。当たり前の話で、人は食べるもので身体は作られいるからです。

で、結局のところ、神谷さんが仰っていたのはお金がある事が幸福に繋がるわけではありませんが、経済が弱い事は国力が弱い事でもあるので、これを何とか打開していく方法を考え中だという事です。

前置きが長くなりましたが、愈々ねず先生のお話の始まりです。

まずは、時事、社会問題のお話からです。

財産を増やすにはどうしたら良いか?

コツコツと金利がついてくる商品を買う事です。

バブルの頃の日本は、例えば、フェラーリなどの高級車を会社の経費で購入して、減価償却が終われば、簿価ゼロで社長が譲り受け、それを売る。2,000万円で購入した車が2500万円、3000万円になる。ぼろ儲けです。

それは、絵画、土地でも同じようなことが言えました。年々資産価値が上がっていったのです。でも、今の日本は人口が減少していくので、地価が上昇するという仕組みが成り立たなくなっています。

ねず先生は以前は金融のお仕事をされていたそうです。だから、詳しいのです。

 

明治時代以前の庶民は、肉体労働、体を動かし技術を身につけてお金を稼いでいました。そして、明治から昭和、大東亜戦争以後は特にブルーカラーの時代で工場労働者となって稼ぎ、高度成長時代からホワイトカラー、サラリーマンの時代に移り、今はサービスの時代にあります。大量生産大量消費の時代ではなく多品種少量生産で価値の多様性が求められています。

そして、これから未来は、聞きなれない言葉ですが、「シンギュラリティ」の時代と言われます。AIが発達し、知的生産分野がコンピュータにとって代わり、人が事務仕事をする必要がなくなります。

そうなると人は何をすればよいか?人でなければ出来ない事、芸術活動か、全く新しい概念の物、サービスを考える事。そして、また肉体労働に戻っていくのであります。

最初のスライドの挿絵に何故ブラックジャックを持ってきたか?

この手塚治虫の言葉を言いたかった訳です。

「過去はすでに起きた未来 未来はこれから起こる過去」

時代はぐるぐる回っていますよ!未来を考えるなら、過去をちゃんと把握すること、理解することが大切ですよという事であります。

 

で、現在繁栄しているアメリカのビジネスモデルの形の元になるのが、今日のテーマ「大航海時代」から始まります。

 

大航海時代を制するにはこの絵のように、巨大な船が必要となります。

これだけの船を造ろうと思うと沢山のお金と技術が必要となります。

なので、時代はモンゴル帝国の時代まで遡ります。

このスライドのように元、モンゴル帝国はアジア全域と東ヨーロッパまで覇権を広げようとしていました。

所が、皇帝オコディが突然死んでしまいました。(飲み過ぎが原因だと言われています。)なので、ヨーロッパで闘っているどころではなくて、急遽アジアChinaまでもどってきたので、ヨーロッパは征服されなかったのです。

もし、オコディの死が後半年遅れていたら、ヨーロッパ全土は現に征服されていたと言われています。

余談ですが、ねず先生はジンギスカン義経伝説を信じているので、面白い話が聞けそうですが、今回は時間がないので、また機会があればという事でした。

因みにこの時代インドはムガール帝国が治めていましたが、ムガールという言葉は、発音が違うだけでモンゴルと同じことです。モンゴル帝国の正統な後継者であるのです。

ところで、何故モンゴル帝国が衰退していったかというと、それは、相続の仕方に問題があったのです。

元の帝国は均等配分方式で、五人の子供がいれば、国力に合わせて均等に征服した土地を分割していくのです。

それが、孫、ひ孫と移っていくにしたがって当然一人当たりの国土は、小さくなっていくのです。分割、分割で統治する領域が小さくなっていくだけで、モンゴル帝国はしぶとく残っているのです。

当時の國は、今のように国境が明確に区切らてれいるわけではなくて、城塞都市の数によって国を統治していたようです。

だから、子供が5人いれば、城塞都市も等分に分けられていくのです。

話をもとに戻して、モンゴル帝国にみたいに広大な地域を持つとモノ、サービスの決済方法が大変で、いちいちその土地まで出かけて決済するのはめんどくさいし、交通費もかかるので、それで発生したのが金融為替業です。これだけ広域な土地だとその地域ごとの貨幣の価値も違うので、為替というのが必要となります。この為替というのがぼろ儲けの稼業で決済ごとに手数料を取れば、莫大な利益が得られるのです。

この家業を真似をして儲けて巨万の富を得たのが、ヨーロッパの○○家の祖先です。

 

 そうすると、分割によってモンゴル帝国の国力は衰退し、15世紀になるとそれに代わって地中海の貿易圏を制したのがオスマン朝トルコ帝国です。

そうすると、ヨーロッパ各国は貿易による利益が得られなくなりますが、ちょうど心太を押し出すように良い地形的位置にいたのがスペイン、ポルトガルなのです。

それで、地中海の利益を得られないので、広大な海、大西洋に乗り出すしかなかったです。(この理屈で「おおっ」と会場から納得の声があがりました。)

そして、海に乗り出すには当然に船が必要となりますが、その資金を出したのが為替金融業で儲けた資産家たちなのです。資産家は金は出すけど、自ら船に乗ることはなくて、船長を雇いその船長が乗組員を雇い、アフリカ、アジアの地域の出かけて、その土地の資源を奪ってきて、船主と儲けを折半したのです。

映画のタイタニックでも船長と一緒に船主の代理人の貴族が食事をするシーンがあります。

航海は大変なリスクがありますが、無事帰ってくれば巨万の富を手にすることが出来るのです。

それで、次に考えたのは、財宝を奪って帰ってくるのはリスクがあるので、であるならばその土地丸ごと支配してしまえという事で、植民地(コロニー)が生まれたのです。

そうなると飛び切りの富裕層が生まれ、王様より金持ちになり、お金を貸し出すようになります。富裕層が生まれると逆に貧困層も生まれ貧富の差が生じます。

そうすると、貧乏人はお金持ちを襲うようになります。元々お金持ちは他所の土地の資源を奪って得た資産ではないかという考えです。

で、民間のお金持ちが考えたのが自分たちが襲われるは嫌なので、その貧乏人たちの不満の目標を王様に向けるように世論の導いたのです。それが市民革命です。(代表的なのがフランス革命

さらに、お金が出来ると、技術の方に投資して産業革命がイギリスで起こります。

 そして、愈々列強の世界植民地支配が始まるのです。

後半に続く。